何者にもなれない、何も持っていないから
明日を待っている、あの夢を待っているから
この空を一直線に駆けるヒコーキ雲 そうだ、君のようになりたい
想いは風になり、言葉が空へ舞う
変わり続ける世界と 数えきれない暗闇
未知の答えに僕は 怯えてしまう
それでも輝いていた、光に手を伸ばした
初めて翼ひろげ 空を探した
きっと何年経ってしまっても、同じ夢を見るだろう
運命なんかじゃない、偶然なんかじゃない。
そうだ、十年後の僕に手紙を書いて この夢を飛ばそう
紙ヒコーキにして、
どれくらい飛んだのだろう いつまで飛べるんだろう
あの地平線を越えれば、君に出会える？
想いが夜を追い越す、言葉が朝日になる
不透明な将来も、未完成な生涯も まるで遠い遠い夏のようで
だけど、プロローグに過ぎない僕らは
まるで紙ヒコーキ雲
まっすぐに飛べなくてジグザグ描いても
「それでもいいんだ。」って思えたら！
きっと何度だって出会い、同じ夢を見るだろう
そして僕らは歌を歌うんだ。
そうだ、来世の人生も 美しい空を見て
この夢を飛ばそう 紙ヒコーキにして